はじめにお読みください
私は前田尚子といいます。
生まれたときは平間尚子でした。
結婚して子供を授かり、その後いろいろあって、とうの昔にシングルになりましたが、前田尚子として生きています。
札幌市で生まれ、小学2年生で転居し、美幌町で育ちました。
高校時代を北見市で、大学生活は仙台市で過ごし、大学卒業後は札幌市民となり、薬剤師として30年以上病院や、調剤薬局で働いています。
ふたりの子供を育てながら、正規職員として勤務し、男性と変わらない収入を得、新車に乗り、子供達を大学卒業させ、(もちろん、両親と子供達の父親のサポートなくてはできません。) 家を買ったり、酒を飲んだり、なんて素晴らしい人生!!
…と、いうわけではありませんでした。
楽しいことがあっても、それを享受する資格が自分にはないと思っていました。
親とうまくいかず、何時も支配されていると感じていたので、素直に愛を受け取れませんでした。
大好きなパートナーとの関係はことごとく自分から破滅に追いやり、相手を傷つけているのに、自分が嫌われているから離れなければならないと、思い込んでいました。
自分の事を心配してくれる優しい友人達に囲まれていても、そこは自分の居場所ではないと思っていました。
突然湧いてくる、何もかもぶち壊したくなるような暴力的な怒りに手を焼くことがしばしばありました。
子供達を早く自分の手元から離さないと、ダメにしてしまうと、ずっと思っていました。
鬱や不安障害で数年にわたって精神科に通院して、たくさんの薬を飲みながら仕事をしていたときは、働けなくなったら死んでしまうと思っていました。
40年近く、摂食障害に苦しみ、たくさんのお金を食べ物に注ぎ込んではゲロにして吐き出していました。
年老いて認知症になり、食べ吐きしている姿を誰かに見られる前に死ななければならないと思っていたので、子供が大学を卒業する年までをカウントダウンして生きていました。
そんな私が今は…
ファミリーコンステレーションに出会ったのは、腰痛でかかっていたカイロプラクティックの先生が見せてくれた一枚のワークショップのチラシでした。恩師であるベルツ氏と森岡ひさ子さんのワークショップでした。7月にそのチラシをみて、11月のワークショップに行ってみました。
…とても受け入れられるものではありませんでした。
しかし、たまたま、東京でファミリーコンステレーションのファシリテーターを養成する講座でトレーニング生を募集していると聞き、何故か行ってしまいます。そして、私なんかと言いながら、3年間のトレーニングを4年かけて卒業し、練習会を経て2019年の1月からファシリテーターとして独り立ちしました。ファミリーコンステレーションを学び、ワークショップで自分の問題を取り上げてもらうことで自分に向き合い、簡単ではありませんでしたが、私の家族システムの中のもつれが少しずつ紐解かれていっています。
今、私の心の中には勇気と安心があります。そしてあるがままの自分の存在を感じています。
自分が困っていること。どうしようもなく手を焼いていること。何をしても解決しないこと。誰もがいろんなことで苦しんでいます。そして、カウンセリングをうけたり、ヨガとかマインドフルネスとか、スポーツに打ち込むとか、ダンスをするとか、メンタルクリニックに通院するとか、漢方薬を飲むとかします。その中のひとつにファミリーコンステレーションを入れてください。今までとは違う世界が待っているかもしれません。

プロフィール
前田尚子(旧姓:平間)
1982年 北見北斗高校 卒業
1986年 東北薬科大学(現東北医科薬科大学)卒業
2015年 ファミリーコンステレーション ファシリテーター養成トレーニング(ベルツ テルプストラ、森岡ひさ子)初級コース受講開始
2018年 上記 中級、上級コース終了
2019年 ヤコブ・シュナイダー、シグリンダ・シュナイダー夫妻の特別トレーニング受講
ベルツ&森岡ひさ子、東海林義孝氏のワークショップに数多く参加し研鑽を積む。

