9月ワークショップのお知らせ

お知らせ

8月9月と、なんだかバタバタと忙しく過ごしていて、お知らせがすっかり遅くなってしまいました。
はよ案内せねば!と、思いつつも、バイオリニストの古澤厳氏のコンサートに行って来ました。コンサートは久しぶりです。当初は5月に予定されていました。コロナで今年は諦めていましたが、開催!感謝!

会場はもともと小ホールでしたが、大ホールに代えたので、席をひとつずつあけて座って聞くことができて、逆に言えば、とても贅沢なコンサートになったのです。

会場では皆マスクをして、関係者はさらにフェイスガードに手袋。入場の列も距離をあけるので長くなり、これが、これからの当たり前になるのかぁと思いつつ席へ。

そして、演奏が始まりました。
ピアノとバイオリンだけのコンサートです。古澤さんのバイオリンは不思議な音色がします。私はもともとバイオリンはあまり好んで聞きません。音に緊張とか悲しさを感じてしまって、怖いイメージがあるんです。ところが、3年程前に、久しぶりに会った高校時代の友人が、古澤厳さんのバイオリンの音に惚れ込み、札幌でのコンサート開催に尽力しているという話を聞いて行ってみたところ、私もすっかり心を掴まれてしまいました。それ以来、毎年楽しみにしています。

今回のコンサートはいろいろなことを考えに考えたあげくに開催に踏み切ったんだろうと思います。そのためにいろんな方が、どんなに力を尽くしてくれたのか、それを思うと友人を含め、関係者の方々、そして演者の情熱に深く感謝せずにいられません。ありがとうございました。

軽妙なおしゃべりや、ピアノソロを挟みながら、演奏は続きます。
私はいつしか、自分の息子のことを考えていました。今朝の会話で「俺は誰も孤独にしないよ」と言った彼の言葉が、頭に残っていました。

私は息子を妊娠したときに、何故か、「もう、ひとりじゃないんだ」という言葉が頭に浮かびました。その前に産めなかった子供もいたので、この子も無事に産まれるかどうかもわからないとも思っていましたし、自分が子供を持つことも強く望んではいませんでした。しかもその時は夫もいて、ひとりだったわけでもないのに、不思議なことに、そう思ったんです。

そんなことを思い出しながら、演奏を聴いたり、拍手をしたり、厳さんのジョークにくすくす笑ったりしてるうちに、最後の曲になりました。その時に私の生まれてこなかったり生まれてきたりした子供達が、みんな大人になっていて、笑っている姿が目に浮かびました。楽しそうに笑っているんです。そのうち、その子供達の顔が、私と、私の弟と妹の子供の時の顔になって、その横には、まだ若い父と母がいて、5人で楽しそうに笑っているんです。何故だか、涙がでて止まりませんでした。バイオリンの音色が暖かい光となってまわりを包み、スーっと帯になって消えていきました。

子供が小さい時に亡くなったり、流産や死産で生まれてくることができないことは、残念ながら少なくありません。親は子供を失った悲しみがあまりに大きすぎて、直視することができずに、その子のことを忘れようとするかもしれません。あるいは他の子供の世話や、生活に追われて、亡くなった子供のために悲しむことができないこともあるでしょう。そんなとき、その亡くなった子供は居場所を失います。そして、そのあとに生まれた子供が、自分自身に存在価値を見いだせないことがあります。

また、流産や死産で生まれてこなかった子供のことを家族に知らせなかったり、その事実を隠していることで、兄妹の序列が乱れ、あとから生まれた子供が生きにくさを感じることがあるかもしれません。

ファミリーコンステレーションでは、居場所があること。序列を尊重することが重要です。ワークショップでは、クライアントへの働きかけだけでなく、ファミリーコンステレーションのお話もしていきたいと思っています。

・居場所がないと感じている
・事故や病気が繰り返される
・子供が不登校
・強迫障害がなおらない

など、ファミリーコンステレーションでは、様々な問題を取り扱います。代理人として参加するだけでも、色々な気付きがあり、知らないうちに自分自身が癒されたり、自分の問題に気がついたりします。

ご参加お待ちしています。

当日、発熱や咳のあるかたはご遠慮ください。マスクの着用をお願いします。安全に行います。

おやつコーナーは、まだ我慢です。
お楽しみをご用意しますね。

尚、10月は25日 日曜日を予定しています。


日時: 2020年9月27日(日曜日)13時~17時
場所: 札幌市内
料金: 初めて参加する人:3000円
    ワーク希望の人:10000円 (割引有要相談)
    代理人として参加する人:無料
◎お申込み・お問い合わせは こちら から お願いします。


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