3月のワークショップのお知らせ

お知らせ

お知らせが遅れましたが、3月のファミリーコンステレーションのワークショップは下記にて開催します。


日時:3月26日(日曜日)9:30受付10:00開始。終了時間未定。
場所:お申し込み後ご連絡します。
料金:問題を扱う人 10000円。
   初めて参加する人 3000円。
   代理人で参加する人 無料。

★参加のお申込み・お問合せは こちら からお願いいたします。


 すっかり雪解けが進み、日が長くなったことに気が付いて暦を見てみたら、なんと、もう3月も半ば近くになっていました。1月は行く、2月は逃げる、3月は去る、とはよく言ったものです。
年々、月日が過ぎるのが早く感じられます。年齢を重ねると、新しい経験をしなくなり、毎日の生活に新鮮味がなくなるからともいわれていますが、それだけではないのかもしれないと考えています。

私はこの頃、急げないのです。仕事も、歩くのも、支度するのも、何をするのも、以前に比べて遅い。なのに、つい、ぼんやりもしてしまう。
1日が、終わらない出来事であふれていて、それが積もって1週間、1か月、1年…。やらなきゃいけないことや、やってしまっているはずのことが、目の前にドーンと山積みされています。どうしましょう。1日が終わるのが早いのか、同じ時間の中でできることが少なくなったので、終わるのが早いと感じるのか。時間の長さは同じはずなのに。
ともあれ、そろそろ朝晩の長さが同じになります。


そんな私のもとに猫が来ました。「縹」と書いて、「はなだ」通称「はな」です。飼い主の都合で2週間ばかり預かることになったのです。
しつけの行きとどいた賢い成年男子の「はな」は、初日こそトイレを間違うという失敗をしましたが、その後はあちこち冒険しながら我が家になじんでいきました。
朝は、私にすりより、かわいい声でご飯の催促をします。仕事に出かける前は、寝床にいる「はな」に声をかけてから家を出るようにしていましたが、これは、逆に迷惑なのではと思い、のちにドアを閉めるときにそっと「行ってきます。」とつぶやくだけになりました。帰りも、「はな」がおなかをすかせてるんじゃないかと心配しながら家路につきます。「はな」は階段のところにいたり、テーブルの下にいたり、すでにキッチンにいたりして、「早く早く」と言わんばかりに、ご飯の催促をします。(と、聞こえる。)ビールの缶を開ける前に、猫缶をあけ、「はな」のご飯の用意をし、私が食卓に着くと、今度は、おしっこしただの、水道から水を出せだの、けっこういろいろと言ってきます。思わせぶりにこちらを見てから、走っていくので、追いかけてほしいのかと思って、待て待てーとか言って追いかけると、およびじゃなかったり。満月の日は「はな」と月を見ながら歌ったりもしました。「はな」は三角の耳をこちらに向けて、私の歌を聞いてくれます。そんな「はな」が、飼い主が迎えに来る朝に、行方不明になりました。いつものところにいないどころか、どこを探してもいない。狭い家の中を30分ほど探したころ、かすかに「はな」の声が。

いました。洗面所の棚に。普段は使わない物を置いている一番高い狭いところで、すやすや寝ています。まったく人騒がせな猫です。私は安堵し、「はな」を起こさないように洗濯は後回しにして、ちいさくラジオをつけて、静かに過ごしておりましたら、飼い主が参りまして、「はな」の安眠を破り、大捕り物のように「はな」をゲージに入れ、嵐のように去っていきました。

私は「はな」がいなくなって、しばらくはさみしいでしょう。この「さみしさ」には「はな」がいなくなったという理由がありますが、「いつも、誰といてもさみしいと思っている。」あるいは、「理由もないのに小さいときからさみしいと感じている。」ような人がいます。コンステレーションをたててみてみると、「さみしさ」には理由があることがわかります。そして、その「さみしさ」には、本来の持ち主がいると理解したとき、その「さみしさ」を手放すことができます。すごく困ってはいないけど、手放したい感情、何故かわからないけど背負っていると感じる気持ちなどがあれば、ファミリーコンステレーションのワークを受けるといいかもしれません。

ご自身の問題を取り扱わなくても、参加するだけで、何故か自分自身の問題に気が付いたり、なるほどね。と、腑に落ちることがあったりします。

ご参加をお待ちしています。

尚子。

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